みなさんいかがお過ごしですか?
今年のクリスマス飾りをどうしようかと迷っている最中のオーサーです。
今年は飾る前に、まずはクリスマス飾りの由来や意味について調べてみたいと考えました。
クリスマス飾りは、ただかわいらしくてキラキラしているだけじゃないみたいですね。
クリスマス飾りの根底には神や人への愛や願いが込められています。2023年は戦争に明け暮れている国の人たちの平穏を祈るクリスマスになりそうです。
今回はそんなクリスマス飾りの意味や由来のご紹介を豆辞典風にまとめてみました。ご一緒に見ていきましょう。
クリスマス飾りとお正月~西洋人も東洋人も「願い」は同じ
クリスマスの飾りつけアイテムにはいろんな「願い」が込められています。この後で日本のお正月の飾りつけに込められた人々の願いも確認していきたいと思います。
東洋と西洋の違いはあれど、クリスマスや日本のお正月とかお盆の行事を見ても、今を生きる人々にとっての「祈り(praying)」の心は今も昔も同じなんだなぁってつくづく思います。
たとえば中東情勢を見るにつけ人間は愚かで醜いのだと痛感しますね。地球上は過激な集団によるテロの危機、ウクライナとロシアの泥沼、中国・ロシア・北朝鮮連合の結束は緊張を極めるばかり。時計の針が進むほどに平和とかけ離れていきます。
我々にできること、それはクリスマスのような行事の時に思い起こし、世界の不安定が進まないよう祈るしかありません。
門松に使われる松や竹にも意味があります。松も竹も常緑樹です。どちらも長寿や不老不死を象徴し、門松は古(いにしえ)から邪気を払うものという言い伝えに基づいています。
締め縄は家や店舗の入り口や神棚などに飾るのが普通です。目立つ場所に飾っておくと神様のご加護が受けられるからです。
地域によっては締め縄の飾り付けとしてだるまやみかんなどを用いることがあります。これらの飾り付けにも願い事や「幸運」が訪れるようの思いが込められているのです。
鏡餅は神様への供え物なので神棚や床の間など特別の場所に置かれます。
鏡餅は四方円満や五穀豊穣を象徴するものとされ、上段が下段より小さくなるように作ります。この意味は謙虚さや礼儀正しさを表すものです。
クリスマス飾りを選ぶいくつかのポイント
さぁ、今年のクリスマス飾りはどんな雰囲気にしようかな?
やはり費用対効果を考えて素敵な雰囲気にしたいとなるといくつかのポイントを抑えるべきです。
ではクリスマスに飾りつけをするときの「基本的なスタンスを3つ」紹介します。
🎄 まず最初にテーマを決めると後が楽に進むよね
テーマの例というと、例えば赤や緑などの色や雪や星などのモチーフです。
テーマを決めると飾りつけの統一感が出るし、アイテム選びもスムースになり見栄えが良くなります。また、テーマに合わせて小物やラッピングもちょこっと合わせるとますます楽しくなるでしょう。
次は「バランス」よね。ここを押さえておくと全体が馴染んで落ち着くわよ。
バランスとは、飾りつけの量や大きさや位置などです。
飾りつけが不統一で多すぎるとまとまり感が失われゴチャゴチャするだけです。でも少なすぎると寂しいクリスマスになってしまうのでバランスが大事です。
また、大きさや並びにも気を配ると全体的な調和が取れます。バランスを考えるときには、部屋全体や家具や窓などの配置も参考にしましょう。
締めはあなたのセンスよ。みんながあなたらしさを感じればもう100点満点だわ!
最後は自分の好みを大切にすることです。
自分の好みとは、好きな色や形や素材などです。自分の好みを大切にすると飾りつけが楽しくなりますし、自分らしいオリジナリティが出ます。集まる人が複数いるなら、きっとあなたの個性を感じるかもしれません。
もちろん、テーマやバランスも気にしつつ、自分の好みを取り入れてみましょう。
さてなにから飾りましょうかねぇ?アイテムごとに行ってみましょうか。
クリスマス・デコレーションのアイテムたち
毎年クリスマスシーズンが訪れると、街のいたる所でその年の新作アイテムを発見したり、色とりどりの華やか飾りを見かけますよね。
クリスマス飾りといえば、ツリーやリース、他にも様々なオーナメントがあります。
見ているだけで楽しい気分になる、クリスマス飾りですが、それぞれどんな意味や由来があるかご存知ですか?
クリスマス飾りの由来なども考えて
先ほどもありましたが、クリスマスデコレーションを飾るのはキリスト教徒や異教徒の古い伝統や信仰に由来しています。今回は、代表的なクリスマス飾りの意味にざっくりと触れてみましょう。
🎄 クリスマスツリー、ベル、スターまずクリスマス飾りのキャプテン格の「クリスマスツリー」です。
もともとは冬至の祝祭のために樹木を立てた習慣がありましたが、いつしかキリストの誕生日と結びついてしまいました。ツリーに飾るオーナメントやライトもそれぞれに意味があります。
ベルは天使がキリストの誕生を知らせる音を鳴らし、星は東方の三博士(新約聖書に登場するイエスの誕生時にやってきて拝んだ三人の博士や賢者)がキリストを探すときに導いた星のことです。
トップスターはキリストが生まれた時に現れたベツレヘムの星を表しています。イルミネーションはキリスト自身の象徴で、「世を光で照らす灯り」という意味です。
クリスマスツリーの飾りはほとんどキリストの誕生に関する物語と関係があります。クリスマスツリーはキリスト教徒だけのものではなく、人類共通の文化なんですね。
ベツレヘムは現在戦火に包まれている地区です。
場所はヨルダン川西岸地区南部にあり、パレスチナ・ベツレヘム県の県都で人口は3万人弱。主に観光で成り立っている地区で、新約聖書ではイエス・キリストの生誕地とされています。
ベツレヘムは「パンの家」という意味があり、今でもこの町には聖誕教会やダビデの井戸などキリスト教の聖地がたくさんあります 。
本来のベツレヘムは、「平和と希望の象徴」として存在すべきなのですが、戦争の中心地になるなんてとても悲しいことです。
プレゼントを入れる靴下には伝説があります。貧しい家の子供を助けた聖ニコラス(サンタクロース)が煙突から金貨を投げ入れたら偶然靴下に入ったことが由来です。
クリスマス・リースにもこんな意味が
次に玄関や壁に飾るクリスマスリースですね。これは場所を取らないので多くの家庭で人気があります。
クリスマスリースはデザインを見ての通り始まりも終わりもない円の形で、「神に永遠の愛と命を願う」という意味があります。
リースに付ける赤いリボンは、「永遠の絆で結ばれますように」という願いが込められていて、松ぼっくりやどんぐりなどの飾りは豊作とつながっています。
クリスマスリースは、神や家族や友人への愛情や感謝を表す素敵な飾りですね。
クリスマス・キャンドルはムードいっぱい
クリスマスキャンドルはクリスマスの夜に飾るろうそくです。ほんの2~3本あるだけでクリスマス・ムードいっぱいになります。
クリスマス・キャンドルにはいくつかの意味があり、例えば、赤いキャンドルは愛や情熱を表し、白いキャンドルは平和や清らかさを表現しているといわれます。
じつはキャンドルの数や配置にも意味があるんです。
例えばキャンドル4本を円形に並べたときはアドベントリースと呼ばれる伝統的な飾りの配置になります。
アドベントリースはクリスマスの4週間前に並べ、毎週日曜日に一本ずつ点灯します。
私は「炎」が大好きです。家に暖炉がないのでアロマキャンドルやランタン系のコレクションをしています。
ゆらゆらとわずかな空気の動きに揺れる「炎」は、たとえ小さくても暖かさや安らぎを与えてくれます。クリスマスキャンドルは、家族や友人と過ごす特別な時間を彩る素敵なアイテムです。
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クリスマス飾りのまとめ
最後に、テーブルや棚に飾るサンタクロース人形のこともお話しておきましょうね。
サンタクロース人形は、子供たちにプレゼントを配る優しいおじさんとして親しまれていますが、ご存じのようにキリスト教の聖人である聖ニコラス(セント・ニコラス)がモデルになっています。
聖ニコラスが子供の守護神になった逸話はその理由のひとつです。
昔、悪辣な肉屋がいました。旅人の子どもたちを次々に殺して塩漬けにしました。
聖ニコラスはその場に立ち寄り、子どもたちの遺体を見つけ嘆き悲しみました。彼は祈りを捧げると、子どもたちが生き返りました。そして、彼らを両親のもとに送り届けました。
以上、クリスマス飾りの由来やエピソードをお話ししました。
クリスマス飾りには大昔から込められた祈りがあり、神や身近な人への永遠の愛や命という深いメッセージが込められていることが分かりました。
クリスマス飾りを見るたびに、その意味を思い出してみてくださいね。それではメリークリスマス!
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