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冬至にはゆず湯に入るのだ~季節の薬なのだ!

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ミカン

今年は秋をスルーしていきなり「ふゆ~!」感があります。
「冬至にはゆず湯」今日はこんな季節感いっぱいのテーマでお送りします。

テレビ東京の「YOUはなにしに日本へ?」という番組、面白いですね~。それにしても外国人の中にはあまりにもレアな日本を知っている方が多いのでびっくりですね。ネットってすごいなぁと思ってしまいます。

季節と寄り添って生きてきた日本人の情緒は豊かであり、日々の暮らしの知恵はどこまでも有意義に生かされています。「ゆず湯」こそまさにその代表のようなもの。
ゆず湯のほかに、季節と自然現象が日本人社会に関わってきた諺にも触れます。

21世紀は「水」の時代~いまこそ「水」をもっと知るべきなのだ!
水はあまりにも身近過ぎて普段意識しないかもしれません。しかし水と健康の共通点は「失って初めてありがたみを知る」というところです。水が飲めなくなる状況なんて滅多にあるものではありません。でも水のことくらいはこの際詳しく知っておきたいものです。

季節感あふれるゆず湯という習慣~お風呂場にいい香り~

🍊「冬至にゆず湯」相性抜群の組み合わせです。
冬は寒さや雪など自然の厳しさに耐える時期ですが、心温まる風習も生まれてきました。
ゆず湯に込められた意味や由来を通して探ってみましょう。

柚子
⇧ ゆず酒も作れますがまだ青々している柚子の実。

ゆず湯は冬至に季節の節目の入浴剤として用いられます。こんな香りがいい風習なんて素敵ですね。
ゆず湯こそ先人の知恵と教えが込められていて、風邪予防や疲労回復などの効果があると証明されています。まさに日本の風土だからこそ生まれた風習です。

冬至は節目といいましたが、実際にはこの日から寒さが本格化し、風邪やインフルエンザなどの病気にかかりやすくなります。

そこで体を温めて血行を良くし、邪気を払うためにゆず湯に入るという風習が生まれました。
また、ゆずの形を太陽に見立て、太陽のパワーを借りて健康を祈願するという意味もあります。

「冬至」のワンポイントメモ

「ゆず湯」は冬至とセットです。

冬至とは1年で最も日が短く夜が長い日です。英語で”the winter solstice”といいますが「solstice=夏至」なんて英語独特の言い回しですね。

冬至は太陽の力が一番弱まった日なので、それを逆から見ればこの日を境に再び強い日光が甦ってくるということになります。前途が明るい意味があるんですね。
イギリスなどでは普通に”the shortest day of the year”とも言います。


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冬至の諺や風習

先人たちは季節に寄り添い空を見上げて暮らしてきたといいましたが、冬至の天気で翌年の天候や収穫を占っていた諺が残っています。

「冬至の天気が良ければ翌年は豊作になる」
「雷が鳴った冬至の翌年は雨が多くなる」
「冬至に雪が降れば翌年は豊作になる」

日本は古来農耕民族ですが、日々の暮らしの中で天候が人々の生活を大きく左右する大問題だったことがよくわかります。一種の比喩でしょうが実際に当たることが多かったのかもしれません。

冬至は二十四節気のひとつで、太陽の位置が一年で最も低くなるため日光の入射角が下がり、一日中どこもかしこも影になります。
冬至って日付が固定されておらず毎年変動します。2023年の冬至は12月22日です。

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柑橘系の香りいっぱいのゆず湯に入る

まずは、冬至の日にゆず湯に入るという習慣はどこからはじまったのでしょう。
冬至にゆず湯に入るのはちゃんとした理由があります。

一陽来復いちようらいふくという言葉がありますがまさにソレ。「一陽来復」とは「冬が終わり春が来ること」を意味します。つまり冬至を境に運が向いてくるよ~という意味に転じたんですね。

ではなぜ冬至にはゆず湯に入ったり、かぼちゃや小豆あずきを食べたりするんでしょう。
かぼちゃは「南瓜」と書きます。つまり陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味しています。小豆は古来厄除けの効果があるとされていて、ゆず湯は風邪や中風の予防に効果があります。

キリスト生誕の祝祭
⇧ 冬至の日に世界各地で行われる冬の祝祭。

冬至を祝うのは日本だけの風習ではありません。かなり昔から世界各地で冬の祝祭として盛大に行われてきました。
クリスマスにしても、太陽の復活を祝う古代ヨーロッパの祝祭とキリストの生誕が結びついたもので、その年の冬至が12月25日だったため、諸説あったキリストの降臨日が12月25日になったといわれています。

このように冬至はとてもハッピーな風習なのです。冬至にはカボチャを食べてゆず湯に浸かり、栄養をつけて身体を温め、無病息災を願いながら寒い冬に備えましょう。

あなたは冬至にゆず湯に入りますか~アンケート

あなたは冬至にゆず湯に入りますか?
少し前のデータですが、ウエザーニュースが「ゆず湯のアンケート」を集めています。
ちょっと興味あるデータですね。ご覧ください。

冬至にゆず湯に入る習慣は、江戸時代の銭湯から始まったという文献が残っています。
後述しますが”ゆず(柚子)は奈良時代前に伝わり、その当時から体に良いということが分かっていたのです。

寒さが厳しく乾燥も進むこの時期、アンケートを見ても美肌や血行(冷え性)により敏感な女性がゆず湯に「入るつもり」なのもうなずけますね。

とても面白い先人たちの天気予報

ちょっと横道ですが、冬の天気や気温に関するとても興味深いことわざをいくつか紹介します。
これらのことわざは先人たちの観察や経験から生まれたもので、自然現象と人間社会の関係を表しています。
先人たちはみんな「気象予報士」でした。

🌥️ 月夜の大霜

月明かりが強い夜は空気が澄んでいて寒くなりやすく、霜が降りやすいという意味を言っています。気象に敏感な様子がよくわかります。
比喩的な意味も隠れています。美しいものや幸せなことには危険や災難が潜んでいるということなんですね。

🌥️ 霜柱が立つ日はお天気がいい

霜柱はご存じのように地面に凍った水分が氷柱状に伸びたものですね。冬の晴れた日の朝に見られます。
霜柱が立つということは、前日の夜から地面が凍っており、雲が少なく湿度が低いことを意味します。なのでその日は晴れる確率が高いということ。

🌥️ 北風は晴れ、南風は雨

一般的に北風は寒気を運ぶ乾燥した風であり、南風は暖気を運ぶ湿った風です。そのため、北風が吹く日は晴れやすく、南風が吹く日は雨が降りやすいということになります。

🌥️ 冬のあたたかい南風は雨になる

冬になま暖かくなったときは、南から暖気が流れ込んできて上空に上昇し雲を発生させているケースが多々あります。この状況から判断すると、冬に暖かい日は雨が降る可能性が高いということになるでしょう。

🌥️ 頬が火照ると雪になる

頬がなんとなく温かい感じで、よく”火照る”といいますよね。
これは血行が良くなって体温が上がっている状態にあります。体温が上がると周囲の空気に比べて体からの熱放射が増えます。

この状況は周りの空気が冷やされて湿度が上がり、雲や霧が発生しやすい状況ということ。また冬は寒気が強く、空気中の水蒸気が凍って雪になりやすいのです。そのため、三段論法的ですが頬がほてると雪になるという表現になります。

🌥️ しもやけが痒いときは雪になる

最近の人はあまりなりませんが、仕事の関係でどうしてもしもやけになる方もいます。
しもやけは寒さによって皮膚の血管が収縮し、血流が悪くなって起こる炎症です。

しもやけが痒くなるときは、血管が拡張して血流が回復するときです。しもやけが痒くなるということを例えれば、寒さが和らいで暖かくなるときであり、先ほど紹介した”暖かい日は雪になりやすい”ということにもなります。

冬至にはゆず湯に入る~とても良い日本の習慣

冬場にゆず湯は風邪の防止になるという話は根拠があるようです。

柚子の木は中国揚子江あたりが原産地です。文献によると600年代の後期に渡来したのですが、奈良時代~平安時代にはすでに薬用として供されていました。

ユズのイラスト

当初は貴族たちのオシャレな語呂合わせがあって、”冬至は湯治”、”ユズは融通”が発端でした。
やがてゆず風呂は庶民の間にも広がり定着したようです。
今に伝わる「ゆず湯に入ると風邪をひかない」という言い伝えはこの当時からあったようです。

平安時代に著された日本最古の医学書「医心方いしんぼうを見てみましょう。
この書物の中には「ゆずは飲食物の消化吸収を助ける。さらに熱や咳込みや嘔吐を鎮める。膀胱炎の諸症状や止瀉薬の効果あり」とあります。最後には「柚子は寿命を延ばす薬なり」と書かれています。

さらに、1550年ごろに著された中国の本草学の集大成書「本草綱目ほんぞうこうもくにはこんなこともあります。
「ゆずの種を黒焼きにしたものを煎じて飲むべし。鎮痛作用あり」とも記述されています。大昔からゆずは薬としての効能があることが知られていたわけです。

ゆずの果皮には風邪を予防するための保湿効果の元になるビタミンCや、血流改善を促すヘスペリジンなどが多く含まれています。
たんなる語呂合わせではなかったようですね。近年の大学などの研究で科学的根拠が示されています。検査機器がなあった時代にポイントを示す、ここが先人のすごいところです。

香りも非常に効果的なので、ゆず湯に入るときは皮に切り込みを入れたり、輪切りや半分にカットしたほうがよりベターです。

かずお
かずお

『 本草綱目 』という書の作者は明朝の李時珍(1518年~1593年)。
中国の本草学史上において内容量が最大であり、もっとも充実した薬学著作として評価されています。


ゆずの種には抗アレルギー、抗酸化効果がある

「ファイトケミカル」って聞いたことがありますか?
植物が紫外線から身を守るために作り出す化学成分のことを言います。

冬の寒い日

じつは最近の研究で、人間もファイトケミカルを摂取することで、老化やさまざまな病気のリスクを低下させることが見直されてきました。
じつはゆずにも有効な抗酸化機能が秘められています。

ある研究によりますと、ゆず種子オイルに抗アレルギー効果があることが分かってきました。ゆずの種のオイルにはかゆみの原因となるヒスタミンの放出を抑える効果があることが分かり、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の患者さんに塗布することで有効性が実証されたのです。

そのほかにもゆずの種のオイルには動脈硬化をはじめアルツハイマー型認知症、皮膚の老化(シミとかソバカスなど)防止など、大きな効果があると発表しました。

さて、冬至にゆず湯のお話はここまでです。

今年のゆず湯につかるときは、ゆずが秘めたパワーを感じながらゆったりと、そして柑橘系の良い香りに包まれてよい時をお過ごしください。

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