「老化」。
オギャーと生まれた以上、「老化」を避けて通ることはできません。
今日はあまり耳にしたくないテーマかもしれません。でも老化は本人の心がけ次第でコントロールできるし、すでに実践している方はたくさんいます。老化を楽しむことだってできるんです。
その差は「お年の割に若いねぇ~」と言われるか、「そのトシにしては老けてるね?」となるか。この差にはちゃんとした理由があるんですぞ。
今日は「老化」、そして大事な「AGEs」の話です。
老化は毎日の積み重ねだった~悪習慣がシワを増やす
老化をコントロールできるなんて聞いたことがないよ!という皆さん。それは知識次第だってことにもなるんです。
実は単純な話、老化は「生活習慣病」のずっとずっと先っぽの延長線上にあるんです。
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”年は取りたくない”はみんなの本音です。
仕方ないこととわかってはいるんですが、車でも家でも人でも使った分だけ経年劣化があります。
老化というのは、いわば機械などがだんだん錆び付いていくような現象と同じです。
人間の場合、足腰、目から歯に至る体のパーツがものの見事に緩やかに~ゆっくりと~衰えていきます。これが「老衰」なんですがイメージの悪い言葉ですよね。
老化って一般的に考えられているのは「人によりけりだよね。老けやすい人、老けにくい人って生まれつきなんじゃない?」とか、「なんかそのぉ~、持って生まれたDNAみたいな違いがあるんだよね」です。
でも生まれつきじゃないんです。ポイントは日々の過ごし方。その小さな積み重ねが「パッと見と寿命」になるわけです。
最近の研究で「外見的に弱弱しい人」、あるいは「老け顔」の人は寿命が短いという研究結果が発表され驚きの声も上がっています。
ひと昔前までは老化というと外からの見た目だけの印象でした。しかし外見の老化と体内の劣化は非常に密接に絡んでいるということは間違いない事実です。
女性のほうが平均寿命が長い。これは女性のほうが毎日神経を細かく使っているからか?「今日はちょっと肌寒いから」とか体に良いものの買い物とか一事が万事。
老化促進物質~老化のスピード~AGEsの知識
ところであなたは「AGEs(またはAGE)」という言葉を聞いたことがありますか?
一言でいえば「老化促進物質」、摂ればとるほど老化が進む。知っている人はAGEsの知識があるから日常生活で注意して老化が遅くなるというわけです。
ではAGEsってなに??
AGEs(Advanced Glycation End-products)は世界で最も注目されている老化物質のひとつです。
最近この言葉の露出度が増えたのでご存じの方もいらっしゃるとおもいますが、AGEsというのは、いわゆる「人体の錆び付き指数」と思って大丈夫です。
日本語で「終末糖化産物」といい、加齢やメタボ、糖尿病や腎障害などの生活習慣病を抱えた患者さんはAGEsの形成・蓄積ペースが相当加速されます。
これらの病気を持っていない方も年を取るごとに蓄積されてきます。
このAGEsの増加を抑えるのは「運動量」が大きなファクターなのですが、現代人は多忙な生活なのでAGEsを改善する有酸素運動の時間が十分とれていないことも大きな要因です。
老化の促進にとどまらず、AGEsが蓄積されるほど病気になりやすく寿命が短くなることが研究で立証されています。
老化しやすいあるいはしにくいという観点で「食品」を見たとき、体内で老化を促進する悪玉物質「AGEs」が発生する食べ物かどうかは無視できません。
単純な例でいえば、良くない食品ばかり摂取するとAGEsが大量に発生し、やがて骨に蓄積されて骨が老化して折れやすくなるという意味です。
別な例でいうと肌の奥にAGEsがたまれば、コラーゲン繊維の機能が低下して皮膚が老化して硬くなったりシワが深く刻まれやすくなるということになります。
AGEsと食べ物の関係や、古来言われている「合禁食(食べ合わせ)」の誤解などがありますが、それは次回ご紹介します。
具体的に日々の生活の中で「老化」に関係すること
冒頭で生活習慣ですといいましたが、やはり具体的にどれがどうなんだということを知っておくことが大事ですね。
例えば「白いご飯だけより○○を一緒に食べたら食後血糖値が上がらなかった」とか「老けにくい効果があるおやつってなんだ」、こんなことが実際に起こるんです。(次回のテーマ)
いままでちょっと勘違いしていたね~なんてことだってあるかもしれません。
やはり人間の健康で最も大事なことは「口に入れるもの」になります。
老化を別な表現でいうと、生物の細胞や組織が時間とともに機能を失っていく現象です。老化の原因やメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、一般的には以下のような要因が関係していると考えられています。
日常の注意ひとつで老化が”コントロール”できる
老化は避けられない自然現象ですが、その速度や程度は個人差があります。老化の影響を最小限に抑えるためには、以下のような生活習慣を心がけることが重要です。
①健康的な食事=バランスの良い食事を摂り、過剰なカロリーや塩分、脂質、糖分を控えます。抗酸化物質やビタミン、ミネラルなどを含む野菜や果物を多く摂ります。
②適度な運動=筋力や柔軟性、心肺機能を維持するために、運動強度や時間を自分の体力に合わせて調整しながら定期的に運動します。
③睡眠と休息:睡眠不足やストレスは老化を促進します。一日に7~8時間程度の睡眠を確保し、リラックスできる時間や趣味を持ちます。
④社会的交流:孤立や孤独感は精神的な老化につながります。家族や友人、地域社会などと積極的にコミュニケーションを取り、支え合いましょう。
⑤食事にも気を使いましょう。食べる順番としては食物繊維の多い野菜を先に食べて、炭水化物は最後に食べると良いと言われています
老化はできるだけ抑えたいとお考えの皆さんは今回のブログポストを参考にしてください。
老化と聞いて蛇蝎の如く嫌う必要はありません。だれでも老化はするし必ずしも悪いことだけではないからです。
例えば老化とともに得られる経験や知恵を活かしたり、将棋やお花やゴルフなど通じて自分と考え方の違う仲間を作るのはとてもいいことです。
きっと充実した人生になるでしょう。
健康的な老化~AGEsのまとめ
今回の「老化」についていかがでしたか?
ちょっと堅苦しい単語がたくさん出てくるのですが、ポイントはかなり単純なハナシかもしれません。
総括的に言えば「自分の好みと禁止食品のバランス」とも言えます。
例えば、お酒が好きなのは良いのですが、一日の適量を越えるのはよくありません。医者がいう適量は(個人差がありますが)一般的に言われている量よりかなり少ないものです。
もちろん喫煙が悪いことは当然ですね。
ごくごく些細な毎日のあなたの行動次第。
一日1mm程度の蓄積が結果になります。たったの1mmというなかれ。
1mmは1年経つと365mm、つまり36.5cm。たった5年であなたの身長を飛び越えるでしょう。
以上のように、食べ物は老化に影響を与えると考えられています。食事の内容やバランスに気をつけて、健康的な老化を目指しましょう。
今日の季節の花暦は「クレオメ」
■ 今日の誕生花~クレオメ(西洋風蝶草)■
今日の誕生花は「クレオメ」です。別名は「セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)」、または「スイチョウカ(酔蝶花)」。
華やかで明るい印象で独特な美しい花を咲かせるこのクレオメは、世界の広い地域で観賞用として愛されています。
花が扇のように並んだ4枚の花弁を持ち、長く突き出しているのは雌しべと雄しべです。
「フウチョウソウ」の名前は、この特徴的な花姿を蝶が風に舞うような景色を連想して名付けられたものだと想像できます。
「酔蝶花(スイチョウカ)」という別名も同じように蝶のように見える花姿と、花色が変化していくことから、人がお酒を飲んで酔うと少しづつ赤らんでいくイメージを重ね合わせたもののようです。
また英名では「Spider flower(クモの花)」と呼ばれていますが、花姿が足の長い”蜘蛛(スパイダー)”を連想させることからかと思われます。
(ちょっとクモのイメージはどうかと思いますが…)
ほかの花に比べるととくに品種改良はあまり見られず、ほぼ原種に近い花姿のままで流通しています。
ではこのあでやかな花はいつごろ日本に渡来したのでしょう。
いろいろ資料をあさってみると明治10~15年ころ入ってきたと想像されます。
どことなく涼やかで暑さにも耐えるので昔から夏には好まれたでしょうね。開花期も暑い季節の7月~10月です。
北海道美瑛町の四季彩の丘では、あたり一面に咲き乱れる見事なクレオメの景色は、バスが押し寄せる観光名所になっています。
クレオメを育てるのはそんなに難しくありません。日当たりと水はけのよい場所なら楽に育ちます。
ただし植える場所には多少気を使いましょう。乾燥に強い反面、ジメジメした場所に植えてしまうと枯れてしまうことがあります。
タネから直まきするのが普通ですが、ポット苗から植えるなら根を崩さないように移植すれば大丈夫です。
背が高い花なので倒れないようにする工夫が必要です。支柱を立てるとか、相互に寄りあうようにやや密集させて植えるとうまくいきます。
クレオメは一年草で、春に種子を播くと夏に開花してから寒くなると枯死してします。
クレオメの花言葉は「秘密のひととき」「あなたの容姿に酔う」です。
「秘密のひととき」は、クレオメの花が夕方から咲き始め、翌日の昼頃にはしおれてしまう一日花であることに由来します。
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