さて画像生成AIのプロンプトについての楽しいお話です。
前回の「Google ~imageFX」はやや描いていた理想より”固い”画像を提供してくれたのが印象的でしたね。2024/9/23、現在、imagen3も同時に稼働中です。
あたかもコロナが終息するのを待っていたかのように世界を席巻している感がある生成AI。ところがコロナと違うのは、活用次第では日常生活のアシスタント、あなたの暮らしの秘書役まで担ってしまうという便利さ。そうまるでコンピューターが登場したアノ時代を彷彿とさせてしまいます。
取り分け一歩抜きんでている感があるChatGPTがWindowsの機能として組み込まれているMicrosoftのAIアシスタント、「Copilot(コパイロット)」です。時間帯によっては有料版ChatGPTの能力も使えるお得なAIサービスです。今回はCopilotの画像生成を使いこなす実例集です。
※このページの画像はすべてCopilotで生成したAI画像です。
Copilotはとにかく応用範囲がひろ~~い!
沢山の方が使用中なのでご存じでしょうが、Microsoftの”Copilot”は2023年の「Bing Chat」から生まれ変わったプラットホームです。
その後の進化は皆さんご存じのように新機能が追加され、Windows 11の標準機能として搭載され無料で利用できます。
※Image CreatorはWindows 11/10デバイスでMicrosoft アカウントにログインしているユーザーのみが利用できます。
キャッチフレーズは「あなたの日常的なAIアシスタント」となっています。形態やPCでアプリや機器を使用中、作業が行き詰まった時やなにかもっと斬新なものをと思った時にそっと手を差し伸べてくれる副操縦士(Copilot)となること請け合いです。
今回はCopilotの画像生成トレーニングです。
参考にしたい画像生成の例Copilotと遊ぶだけでも楽しいね
そのほかにEdgeブラウザなどのアプリに組み込まれたもの、MacやiPhone、Androidで利用できるアプリ版、さらに6月末に新発売されたAIプロセッサ搭載の特定機種のみで利用できる「Copilot+ PC(コパイロットプラスピーシー)」などずいぶんサービスの範囲が広くなったなという印象があります。
2024年に入って以降、世界の生成AIワールドはアップデートアリ~の、新機能登場アリ~のと、遅れずについて行くのはかなりの努力が必要です。
Copilotのことで質問したいことまとめられたサイト「よくある質問集」生成実例集~誰でも簡単にできちゃうんだ
いくつかCopilotで出力した画像を展示します。実際のプロンプトを添え書きしていますが、若干イメージとずれがあることが分かります。
でもその”ズレ”が想定外の面白い画像を作ることもまた楽しからずや・・・
秋のコスモス畑、コスモスの花に見たこともないカラフルなアゲハチョウが1羽やってきました、コスモスと蝶のクローズアップ。4Kリアリスティック画像を出力してください。
3Dアート、夏の海、真っ青な空と白い入道雲、浜辺でトロピカルドリンクを飲みながら携帯を見ている水着の女性が一人、彼女にはヤシの木の影が掛かっていて涼しそうな雰囲気。
パレットナイフ技法を使用して、海賊が使用した中世の大型帆船を描いた油絵を作成します。船は陸地に近づき、海賊の隠れ家がある入り江に入り、ジャングルがちらりと見えます。
Mother’s Day banner with copy space and flowers.
このプロンプトだけ英語で指示しました。画像生成AIはプラットホームによって英語のほうが良い場合があります。
Opilot 最近の変更点(2024/9/25)
Microsoft Copilotは、日々進化し続けるAIアシスタントであり、ユーザーがより効率的に作業を進められるように様々な新機能が追加されています。
最近のアップデートではユーザーエクスペリエンスの改善が目に留まります。
例えば、Copilot in Windowsでは、特定のプロンプトやタスクをショートカットキーで簡単に実行できるようになりました。
これにより、繰り返し行う操作を効果的に自動化し、作業の効率化が図れます。
Microsoft Copilotの最新のアップデートには、Word内でBing検索を統合し、重要な情報を簡単に検索できる機能や、PowerPointでプレゼンテーションを要約したり、特定の質問に答えたりする機能が含まれています。また、特定の期間に関する情報を正確に把握するための改善も行われています。
これらのアップデートは、ユーザーが日々の業務において、よりクリエイティブで効率的な方法で作業できるよう支援することを目的としています。Microsoft Copilotは、ユーザーのフィードバックに基づいて常に改善されており、新しい機能や改善点を定期的に追加しています。今後もMicrosoft Copilotの進化に期待しましょう。
Copilotの友好的な活用方法
さまざまな提供形態の違いはさておきまして、無料で使えるCopilot in Windows、特にWebブラウザのEdgeに組み込まれたCopilotをもっと活用してもらえるように、活用アイデアを紹介したいと思います。
1つ目がWindowsのデスクトップなどから呼び出して利用できる「Copilot in Windows」で使う方法、2つ目がブラウザの「Edge」から起動できる「Copilot」から利用する方法、3つ目がWebサイトとして公開されている「Image Creator」から利用する方法があります。
より良いプロンプトを作成するにはどうすればよいですか?
Copilotで画像を作成する方法は、Bingで画像を検索する方法とは異なります。
やはりポイントになるのは「プロンプト」のテクニックで、記述的であるほど効果的です。ですから、形容詞や場所、さらには “デジタルアート “または “フォトリアリスティック “などの芸術的なスタイルなど、クリエイティブな詳細を追加してください。
ここでは、より長くわかりやすいプロンプトを作成する方法の例を次に示します。
- 元のプロンプト: “宇宙飛行士”
- 説明プロンプト: “まるでその中に銀河が広がっているかのような、プラズマでできた光るスーツを着たヘルメットをかぶっている宇宙飛行士のクローズアップ写真。
彼女の顔はバイザーで見えにくくなっています。リアルで、映画のような質感、鮮やかな色彩が特徴です”
画像生成AIは、テキストや既存の画像から新しい画像を創造する革新的な技術です。この技術は、GAN(敵対的生成ネットワーク)などの複雑なアルゴリズムを使用して、高品質なビジュアルコンテンツを生成することが可能です。
画像生成AIの面白い点は、その無限の創造性と応用範囲の広さにあります。
まず、画像生成AIは、ユーザーが入力したテキストに基づいて、リアルな画像やアートワークを生成することができます。これにより、クリエイティブなアイデアを視覚化し、新しいデザインコンセプトを迅速に試すことが可能になります。
例えば、Webデザイン、ゲーム開発、マンガ制作、CM制作など、多岐にわたる分野での活用が進んでいます。
また、画像生成AIは、既存の画像を改良したり、新しいデザインを提案することも可能です。これにより、デザイナーやアーティストは、従来の方法では考えられなかった新しいスタイルやテーマを探求することができます。さらに、AI技術の進化により、より高品質でリアルな画像を生成することが可能になっており、その精度は日々向上しています。
しかし、画像生成AIを利用する際には、いくつかの注意点があります。例えば、生成された画像の品質は、AIの学習データやアルゴリズムに依存するため、適切な学習データとアルゴリズムが必要です。また、画像生成AIが不適切な画像を生成するリスクや、知的財産権の侵害の可能性も考慮する必要があります。
画像生成AIの面白い点は、その技術がもたらす無限の可能性と、クリエイティブなプロセスを加速する能力にあります。これにより、私たちはこれまでにない方法でビジュアルコンテンツを創出し、新たな表現の形を探求することができるのです。画像生成AIは、今後も多くの分野で革新をもたらすことでしょう。
その他にも、さまざまなタッチに対応していて、簡単に画風を変えられます。複数の画風を簡単に試せて、これまでに思い浮かばなかったアイデアの画像を作成できるでしょう。
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