はじまりました「動物写真展」、今回はゴールデンレトリーバー&ラブラドールレトリーバーです。
筆者はかつて東京の豊島区に住んでいましたが、その頃ゴールデンレトリーバーをペットにしていました。
長い毛と賢さが飛びぬけていたので、とてもかわいがりました。玄関先(私道)にいつもつないでおいたのですが、まず人に飛びかかったり咬みついたりすることはありませんでした。その代わりに家内はよく私に噛みついていました。・・・・
でもひとつだけ不思議だなと思ったことがあります。
なぜか郵便局の方や警察官などには激しく吠えるのです。きっとあのタイプの制服がお気に召さなかったのかもしれませんね。
ゴールデンレトリーバー&ラブラドールレトリーバー、それぞれの魅力
レトリーバー種は、その温和で聡明な性格と美しい外見から、世界中で愛される犬種の一つです。日本でも、大型犬の中で非常に人気が高く、家族向けのペットとして多くの人々に選ばれています。
優れた性格と能力で多くの人々に愛されています。彼らは非常にフレンドリーで賢く、盲導犬や麻薬探知犬など、社会のさまざまな分野で活躍しています。
大型犬の中でも特に人気があり、集中力と理解力に優れ、感受性が豊かです。人に従順で、遊びを愛する性格もラブラドールレトリーバーの魅力の一つです。
ラブラドールレトリーバーはしつけがしやすく、初めて犬を飼う人にもおすすめの犬種です。彼らは体が大きく活動的であるため、適切な運動が必要です。また、頭を使う遊びを通じて、彼らの知的好奇心を満たすことが重要です。
ラブラドールレトリーバーは泳ぎが得意で、そのための特徴的な体型をしています。胸からお尻までの凹凸が少ないがっしりした体型や、「カワウソの尾」と呼ばれる根元から太いしっぽが特徴的です。毛色はブラック、イエロー、チョコレートの3種類に大別され、それぞれに個性があります。健康面では、股関節形成不全や白内障などの病気に注意が必要ですが、適切なケアと管理で健康を維持することができます。
ゴールデンレトリーバーの魅力は、その社交的な性格と訓練のしやすさにあります。また、子供や他のペットとも上手に交流できるため、多くの家庭での生活に適しています。
ゴールデンレトリーバーは、狩猟犬としての歴史を持ち、水辺での作業に優れた能力を持っています。これは、彼らが水を恐れず、獲物を傷つけることなく咥えることができる「ソフトマウス」と呼ばれる特性に由来します。なぜそう進化したかはこの次の章で紹介します。
この特性は、現在でも盲導犬やセラピードッグなど、さまざまな支援犬としての役割で役立っています。
日本におけるゴールデンレトリーバーの人気は、ジャパンケンネルクラブ(JKC)の飼育登録数ランキングで大型犬の中でナンバーワンを誇るほどです。
彼らの人気の秘密は、その天真爛漫な性格と、見ているだけで笑顔になるような表情豊かな姿にあります。
ただし、ゴールデンレトリーバーを体のサイズ、一日に必要な運動量、お手入れの必要性を考慮してからでないと飼えません。家に連れてきてから対応を考えるのでは遅いわけですね。
彼らは活発で運動を必要とする犬種であり、長い被毛のお手入れも欠かせません。
しかし、これらの努力に見合うだけの、豊かな愛情と喜びを家族にもたらしてくれることでしょう。
犬と人間の関係と進化を深堀りしてみると・・
犬と人間の関係を深堀するとどう表現しますか?犬と人間の関係は、単なるペットと飼い主という関係を超えた、深い絆で結ばれています。
この絆は、数千年にわたる共生の歴史の中で育まれてきました。
犬は、人間の生活において多くの役割を果たしてきました。狩猟、護衛、救助、セラピーなど、その役割は多岐にわたります。犬は人間の感情を理解し、共感する能力を持っていると言われています。彼らは、人間の喜びや悲しみを感じ取り、適切な反応を示すことができます。これは、犬と人間の間に存在する精神的なつながりを示しています。
また、犬は人間の健康や幸福にも良い影響を与えることが科学的に証明されています。犬の存在は、ストレスの軽減、運動の促進、社会的なつながりの強化など、人間にとってプラスの効果をもたらします。
このように、犬と人間の関係は、相互の信頼と理解に基づいた、非常に豊かで複雑なものです。
それは、単に一緒に暮らすということ以上の意味を持ち、お互いの生活をより豊かにし、幸せを分かち合うことを可能にしています。
犬と人間の関係を深堀することは、この素晴らしい絆をさらに理解し、尊重することにつながります。そして、それは私たち人間にとって、生きる上での大きな喜びの一つとなるのです。
レトリバー種はどう進化してきたのか?
この犬種の進化の過程は、19世紀のスコットランドにまで遡ります。
ダッドリー・マーシュバンクス伯爵、後のツウィードマウス卿が狩猟用の犬として理想的な特性を持つ犬種を作出するために様々な犬種を交配させました。
彼はウェイビーコーテッド・レトリーバーと小型のニューファンドランド犬、さらにアイリッシュ・セッターやブラッドハウンドとの交配を行い、最終的にゴールデンレトリーバーを確立しました。
ゴールデンレトリーバーは、その名の通り、金色の美しい被毛が特徴で、水辺での活動に適したダブルコートを持っています。このコートは防水性があり、低温の環境でも彼らを保護します。
しかし、ゴールデンレトリーバーの人気が高まるにつれて、乱繁殖による健康問題も増加しています。股関節形成不全やてんかん、甲状腺機能低下症などの遺伝性疾患が見られることがあります。
これらの問題に対処するためには、責任を持って繁殖を行い、健康な親犬から子犬を育てることが重要です。
ゴールデンレトリーバーの進化の過程は、人間のニーズに応えるために特定の特性を持つ犬種を作出するという、犬の品種改良の歴史の一例です。
彼らは今日でも進化しています。その進化の歴史は私たち人間との深い絆を物語っています。ゴールデンレトリーバーを飼う際には、彼らの歴史と特性を理解し、適切なケアを提供することが大切です。
知られざるレトリバー種の進化の歴史
いろいろな説はありますが、ゴールデン レトリバーの原種は赤金色の毛色から見てもクロッカスとアイリッシュ セッターの交配だったというのが今の主流です。
19 世紀後半にスコットランドで生まれたのが始まりです。ずっと後になってダドリー・マージョリバンクス卿が度重なる交配に成功して生まれたのです。
そもそも彼は狩猟場での優秀な犬を探し求めていました。そしてアットホームで性格の良い犬種を目指していたのです。
ツイードマウス卿は実に巧みに犬の交配を行いました。当時いた犬で今は絶滅したツイード・ウォーター・スパニエルにニューファンドランド、アイリッシュ・セッターやブラッドハウンドの優生的な特徴を組み合わせ、今日のゴールデン レトリバーの基を作り上げたのです。
新しい犬種のゴールデンレトリバーは人懐っこい性格もあってすぐにハンターの間でモテモテになりました。この性格のために家庭のペットとしての役割を超えて、介助犬、捜索救助活動、競技イベントなどで優れた能力を発揮しています。
こうしてゴールデンレトリバーはスコットランドの荒野から世界中の犬愛好家の心の中に入り込んだのです。
ゴールデン+ラブラドールレトリーバーのまとめ
日本におけるペットの印象の変遷日本におけるペットの印象は、過去50年間で大きく変化しました。
昭和時代の日本では、ペットは実用的な目的で飼われることが一般的でした。犬は家や地域を守る番犬として、また猫は家庭や倉庫でネズミを捕るために重宝されていました。しかし、時代が進むにつれて、ペットへの見方が変わり始めます。
特に、戦後の高度経済成長期を経て、人々の生活水準が向上し、ペットを家族同様に扱う文化が育ってきました。平成に入ると、ペットはますます家族の一員としての位置を確立し、ペット産業も拡大しました。
ペットフードやアクセサリー、ペット保険など、ペット関連の商品やサービスが充実し、ペットを取り巻く環境は大きく向上しました。また、ペットを題材にしたメディアコンテンツも増加し、ペットへの関心はメディアを通じてさらに高まりました。令和時代に入り、ペットは単なる家族の一員を超え、精神的なサポートを提供するパートナーとしての役割も果たすようになりました。
少子高齢化が進む中で、特に一人暮らしの高齢者や若者にとって、ペットは重要な存在となっています。ペットとの絆は、孤独感の軽減やストレスの緩和に寄与しており、ペットの社会的な価値は計り知れないものがあります。
このように、日本におけるペットの印象は、単なる動物から家族の一員、そして心の支えへと進化してきました。ペットと人との関係は、今後もさらに深まり、多様化していくことでしょう。ペットがもたらす癒しと喜びは、これからも私たちの生活に欠かせない要素となり続けるでしょう。
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