もうそんな時期なんですね~、2024年のおなじみ「流行語大賞」の候補30本がノミネートされました。
でもお読みになると「初めて聞いたわ」とか、これってマジで流行語なの・・なんてことがあるかも?!
新語・流行語大賞とは1984年にはじまったもので、自由国民社がその年1年間に発生した「ワード」の中からツボを得たものをノミネートし、最終選考された言葉の源流となった人または団体を顕彰するアワードで、もう毎年の風物史的存在になっている「アレ」ですね。
あら!「アレ」は2023の流行語大賞でしたね。
近年のものを並べてみましょう。
ふしぎなもので過去の流行語大賞を並べてみると「あ~ぁ、そのトシはあんなことがあったね~」、「こんなこともあったわ」みたいな回想が蘇ります。
- 2017年 インスタ映え、忖度
- 2018年 そだねー
- 2019年 ONE TEAM
- 2020年 3密
- 2021年 リアル二刀流、ショータイム
- 2022年 村神様
- 2023年 アレ(A・R・E)
※「新語・流行語大賞」は12月2日に年間大賞やトップテンが発表される予定です。
流行語大賞
流行語大賞の特徴としては以下のものが挙げられます。
時代を映す鏡: その年の社会現象や流行、人々の関心を反映しています。
多様な言葉: 新語だけでなく、既存の言葉が新しい意味を持って流行することもあります。
流行の兆し: まだ一般的には知られていない言葉が、流行語大賞に選ばれることで、その後広く使われるようになることもあります。
流行語大賞が選ばれる理由としては
メディアでの露出: テレビ番組、新聞、雑誌、インターネットなど、様々なメディアで頻繁に扱われた言葉。
人々の口に上る: 一般の人々の間で広く知られ、会話の中で自然と出てくる言葉。
社会的な影響力: 社会現象を巻き起こしたり、人々の価値観に影響を与えたりする言葉。
流行語大賞は、単にその年の流行を反映するだけでなく、社会全体の動きや人々の意識の変化を映し出す鏡のような役割を果たしています。流行語大賞を通して、私たちは自分たちの生活や社会を様々な角度から見直すことができるかもしれません。
かおり
流行語大賞の選出は時々意外な言葉が選ばれることもあるのよね。選考に対する批判や議論も生まれることがありますが、それなりに一年を振り返るというアングルから見れば、もう年末の恒例行事になったんじゃないかしら。
新語・流行語大賞ノミネート (クリックでジャンプします)
2024年~新語・流行語大賞~ノミネート30
アサイーボウル
アサイーボウルは、ブラジル原産の果物であるアサイーをベースにした、栄養満点で美味しいデザートです。ハワイで人気沸騰!健康志向の高まりとともに世界中で人気で、欠品するほどになっています。
50-50
MLB・ドジャースの大谷翔平選手がやってくれましたね。同一シーズンにホームラン50本、50盗塁を達成してしまったのです。もちろん大リーグ新記録。50-50(フィフティ・フィフティ)と呼ばれ絶賛されています。最終的にホームラン54本、59盗塁を達成しました。
やばい、かっこよすぎる俺
2024年パリパラリンピックで、車いすテニス男子シングルスの小田凱人選手が金メダルを獲得し、「やばい、かっこよすぎる俺」とコメントしたことは、大きな話題となりました。この発言は、小田選手の自信と喜びをストレートに表現しており、多くの人々に感動と勇気を与えました。
侍タイムスリッパー
映画「侍タイムスリッパー」は、日本の歴史と現代社会をテーマにしたファンタジーアクション映画です。物語の舞台は、現代の東京と戦国時代の日本が交錯する世界で、主人公がタイムスリッパーと呼ばれる能力を持ち、過去と現在を行き来しながら様々な事件に立ち向かう姿が描かれています。
この作品は、日本の伝統文化である侍や武士道精神をテーマにしながらも、現代の若者たちにも共感を呼ぶストーリーやアクションが展開されており、幅広い視聴者に楽しんでいただける作品となっています。
インバウン丼
「インバウン丼」とは、日本の観光地で提供される高級海鮮丼のことです。海外からの観光客には人気ですが、とにかく一杯数千円から1万5,000円に上るので日本人は気楽には食べられません。海外からの観光客はその新鮮さや品質に価値を感じているようです。「インバウンド」向けに開発されたもので、日本の食文化をアピールしながら観光収益のアップを可能にしています。
名言が残せなかった
北口榛花選手は、パリオリンピックの女子やり投げで金メダルを獲得した後、名言を残さないことを語ったのですね。
彼女の発言の意味は、自分の成果や達成を誇示することよりも、今後の挑戦や成長に集中したいという姿勢を示していると考えられます。
彼女は数か国語を話すのですが、緊張や疲労で日本語、英語、チェコ語が頭の中で混ざり、印象的な言葉を発するのが難しかったと述べました。それでも、オリンピックで競技できた喜びを表現していました。
「もうええでしょう」
Netflixで配信中のドラマ『地面師たち』は、日本の実在事件「積水ハウス地面師詐欺事件」にインスパイアされたクライムサスペンスです。土地の偽造と詐欺で巨額の利益を狙う地面師集団と、彼らを追う警察の攻防を描いていますが、この中で後藤役のピエール瀧が放った台詞「もうええでしょう」がブレークしました。
マイナ保険証一本化
2023年12月2日から、日本では紙の健康保険証の新規発行が停止され、マイナンバーカードに統一されます。これによりデジタル化の利便性が増す一方、システム障害や情報連携の不備などのトラブルが懸念されています。過去にもマイナカードに関するデータ入力ミスや情報紐付けミスが発生しているため、医療機関でのトラブルが懸念され、国も対策を進めています。
令和の米騒動
2024年の令和の米騒動は、日本での米の価格が急激に上昇し、消費者にとっての重要な食品としての米が高騰した出来事です。この騒動は、天候不良や生産量の減少、輸入量の制限などが原因で発生しました。
雑学小辞典~日本の文化「お米ワールド」、一粒一粒に想いを込めて
日本のお米はひとつの「文化」です。でもお米っていつ頃から作られているの?「減反」とか「一等米」なんて何のこと?それに最近の「令和の米騒動」の正体は何でしょう。お米は距離が近すぎて当たり前なのかもしれません。今回はお米ワールド=雑学小辞典。
ふてほど
『不適切にもほどがある!』は、TBS系列の金曜ドラマ枠で放送され、多くの視聴者の間で話題になりました。このドラマが人気を集めた理由は、その斬新なストーリーラインと魅力的なキャストにあると言えます。またドラマが取り上げるテーマが現代社会に即したものであったため、多くの視聴者が共感し、話題になったのではないでしょうか。
Bling-Bang-Bang-Born
これはCreepy Nutsの楽曲がアニメ『マッシュル』の主題歌に起用されたことが話題となったための流行語です。さらに、Creepy Nutsの楽曲は若者を中心に支持を集めており、それがアニメファンの間で大きな話題となりました。アニメ主題歌のサビのフレーズがダンス動画で話題になり、「BBBBダンス」としてブレークしました。
ブレイキン
パリオリンピックで採用された新競技ブレイキンにおいて、日本人選手のAMI(湯浅亜美)が金メダル獲得しました。日本選手団はブレイキン競技において、高い技術と洗練されたパフォーマンスを披露し、多くの観客やファンを魅了しました。日本選手団はその高い実力を証明し、金メダル、銀メダル、銅メダルを含む複数のメダルを獲得しました。これにより、日本のブレイキン界における実力と将来性が世界に示されることとなりました。
ホワイト案件
「ホワイト案件」とは、労働環境や労働条件が良好で、過重労働や不当な待遇などの問題が少ない仕事や案件を指す言葉です。「ブラック企業」や「ブラック案件」が過酷な労働環境や低賃金、長時間労働などで問題視されるのに対し、「ホワイト案件」は働きやすい環境や公正な待遇が整っていることを強調するために使われます。
アザラシ幼稚園
オランダの「アザラシ幼稚園」は、アザラシの保護と教育を目的とした施設です。
ここでは、保護されたアザラシの幼獣たちが、自然な環境の中で健康的に育つためのケアや訓練が行われています。
また、一般の方々にも開放されており、アザラシたちの生態や保護活動について学ぶことができる教育プログラムも提供されています。
「アザラシ幼稚園」は、生態系の保全や教育活動に貢献する施設として、地元のみならず観光客にも多くの支持を受けています。
だいご
昔、「知らんけど」の言葉の”あや”に目をつけたのが大阪市消防局。2022年の防火ポスターには「『知らんけど』言うたらあかん火の始末」という標語が、800点以上の応募作品の中から選ばれました。
裏金問題
自民党の裏金問題は、政治資金規正法違反の疑いが浮上した事件です。2019年に元秘書が自民党の衆議院議員の事務所に不正に計上された経費をめぐって告発したことが発端となりました。この告発により、自民党内での裏金の存在が明るみに出て、議員の事務所経費の不正請求や政治資金の私的流用などが疑われるようになりました。
この問題は、政治家や政党が公正な選挙活動を行うために設けられた政治資金規正法を守らず、不正な手段で資金を運用していた可能性が浮上しており、国民の信頼を失う大きな問題となっています。
被団協
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は、原爆被爆者の全国組織です。1945年の広島・長崎への原子爆弾投下によって被爆した人々が、その経験と教訓を後世に語り継ぎ、核兵器のない平和な世界の実現を目指して活動しています。今年のアカデミー賞・平和賞を受賞しました。
初老ジャパン
2024年パリオリンピックの馬術団体で銅メダルを獲得した日本代表チームのことです。チームメンバーの平均年齢が高かったことから、自ら「初老ジャパン」と名付け、話題となりました。
新紙幣
キャッシュレス化が進む中で、なぜ新紙幣を発行するのかという疑問もありますね。しかし新しい技術を取り入れることでより偽造が困難な紙幣を作り、社会全体の安全性を高めるためには有効です。また古くなったデザインを一新することで、より現代的な紙幣にし、国民の関心を高める狙いもあります。一見、矛盾するように思えるかもしれませんが、キャッシュレス化と紙幣発行は必ずしも対立するものではありません。
コンビニ富士山
これは、山梨県富士河口湖町にあるコンビニエンスストアの建物越しに富士山を撮影できる場所がSNSで話題となり、多くの外国人観光客が訪れるようになったことから始まりました。
ところがその影響であまりにもマナーが悪く、危険でもあったので黒い幕を新たに設置、町長は「観光客と車の相互の安全と平穏な住民生活を確保するため、苦渋の決断で工事を行った」と述べました。
界隈
「界隈」という言葉はもともと地理的な範囲を示す言葉でしたが、現代ではその意味が変化し、「共通の人びと」を指すようになっているようです。この変化は、地理的な枠を超えて、ある特定のコミュニティや共同体を指すようになったことを示しています。
カスハラ
「カスハラ」という流行語は、最近の若者の間でよく使われる言葉です。この言葉は、「カスタマー・ハラスメント」の略であり、インターネット上での顧客や消費者への嫌がらせや誹謗中傷を指す言葉として使われます。具体的には、SNSなどでの匿名性を利用して他人を傷つける行為や、企業や店舗のサービスに対して不当なクレームをつける行為などが該当します。
新NISA
新NISAとは、日本政府が2018年に導入した新しい個人型確定拠出年金制度のことを指します。具体的には、投資信託や株式などの金融商品を運用することで、将来の年金受給額を増やすことができる制度です。
従来のNISA(少額投資非課税制度)とは異なり、拠出上限額が拡大され、運用期間も長くなっています。新NISAを活用することで、個人の資産形成や将来の年金受給額増加につなげることができる一方で、リスク管理や適切な運用が求められる点にも留意する必要があります。
ソフト老害
「ソフト老害」とはしばしば「昔話」「自慢話」「説教」という形容で使われます。これらは自分の過去の経験を無意識に他人に強要し、若い人たちの自由な発想を妨害する結果を招きます。最初に使った元放送作家の鈴木おさむさんは、こうした行動を避けるために、若い世代から学び、自分の経験を押し付けないように意識していることを強調しています。
南海トラフ地震臨時情報
南海トラフ地震臨時情報は、南海トラフ地震が発生した際に、緊急時に必要な情報を迅速に提供するために使用されます。この情報は、地震発生後の被害状況や津波の発生可能性など、地域の安全確保に関する重要な情報を提供します。また、被災地域の避難勧告や避難所の情報なども含まれており、地域住民や関係機関にとって非常に重要な情報源となっています。南海トラフ地震は大規模な地震であり、その影響は甚大です。そのため、臨時情報は迅速かつ正確な情報提供が求められる重要なツールとなっています。
猫ミーム
「猫ミーム」という言葉が流行語になったきっかけは、インターネット上で猫に関連する面白い画像や動画が瞬く間に拡散されるようになったことが挙げられます。”ミーム”とは、リチャード・ドーキンスが提唱した文化の伝播や進化の単位を指し、特定の行動やアイデアが社会全体に広まる仕組みを表します。猫に関するユーモラスな画像や動画がSNSなどで次々とシェアされ、それが人々の間で爆発的な人気を呼び、「猫ミーム」という言葉が生まれました。猫ミームは可愛らしいだけでなく、ユーモアや癒しを提供することから、多くの人々に愛される存在となっています。
トクリュウ
「トクリュウ」という略称は、一般的には流動型犯罪グループを指す際に使用されます。この用語は、犯罪組織が特定の地域に拠点を置かず、動きやすい特徴を持つことを表しています。流動型犯罪グループは、しばしば国境を越えて活動し、犯罪行為を行うことが特徴となっています。
はいよろこんで
「ハイよろこんで」は、マルチクリエイター・こっちのけんとによる楽曲で、ポジティブなエネルギーが詰まったキャッチーなフレーズとして人気を集めています。2024年5月にリリースされたこの曲は、8月時点で総再生回数が50億回を超え、若者を中心に広がっています。楽曲の背後には、双極性障害を抱える自身の経験や前向きな生き方を表現する意味が込められており、「どんな状況でも前向きに楽しもう」というメッセージを伝えています。
8番出口
「8番出口」の流行は、ホラー風のアドベンチャーゲーム『8番出口』が起源です。開発者のコタケ氏が作成したこのゲームは、地下通路で起こる「異変」を探索する内容で、シンプルながらも不気味な雰囲気や予測不可能な展開が話題となりました。
このゲームの魅力は、ループする空間に潜む異変を発見する「間違い探し」のような要素と、そのシンプルなプレイスタイルにあります。特に視聴者参加型のゲーム配信で人気が高まり、「異変」に気づく瞬間や他のプレイヤーと意見を交換する場として注目されました。
はて?
NHKの朝ドラ『虎に翼』のヒロインである寅子が、物事に疑問を持った際に発する「はて?」が人気となり、視聴者の間で流行語として注目を集めています。
この「はて?」は、寅子が些細なことに疑問を感じると自然に口にするフレーズで、彼女の好奇心旺盛で飾らない性格を表現しています。視聴者からは、コミカルな響きが愛らしいと評判で、劇中で彼女が繰り返し口にすることで、さらにキャッチーな表現として定着しました。
BeReal
「BeReal(ビリール)」という流行語は、フランス発の新感覚SNSアプリ「BeReal」から生まれました。このアプリは、ユーザーに「加工なし」のありのままの日常を共有することを促す設計で、特定の時間に通知が送られ、直後の2分間にフロントとバックカメラを同時に使用して写真を撮影するというユニークな機能が特徴です。これにより、見栄えを整えたり「盛る」ことが難しく、リアルな姿をシェアすることが目的となっています。
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2024年~新語・流行語大賞の候補
2024年の新語・流行語大賞、興味津々ですね!今年の流行語は、社会の様々な出来事や人々の関心を反映していて、とても面白いです。
今年の流行語は、大きく分けて以下の様な特徴が見られます。
- 社会現象を反映:
- AIの進化: ChatGPTなどの生成AIの登場で、「AI」や「生成AI」といった言葉が頻繁に使われるようになりました。
- 物価高: 「物価高」や「節約」といった言葉が、人々の生活に直結していることを示しています。
- 環境問題: 「脱炭素」や「再生可能エネルギー」など、環境問題に対する関心の高まりがうかがえます。
- スポーツの活躍:
- インターネットスラング:
- 若者を中心に、SNSなどで使われる新しい言葉が生まれ、広がりました。
- 世相を反映する言葉:
- 社会問題や政治的な出来事を反映した言葉も数多く見られました。
印象に残った言葉
- AI、生成AI: AIの進化が私たちの生活に大きな影響を与えていることを実感させられました。
- 初老ジャパン: 年齢に関係なく、目標に向かって努力することの大切さを教えてくれました。
- 50-50: 大谷翔平選手の二刀流という挑戦を象徴する言葉として、多くの人々に勇気を与えました。
2024年の流行語が教えてくれること
- 社会の変化: 言葉は社会の変化を映す鏡です。今年の流行語を見ることで、社会がどのように変化しているのかを知ることができます。
- 人々の関心: 人々が何に関心を抱いているのか、何を大切にしているのかを理解することができます。
- 言葉の力: 言葉は、人々の心を動かし、社会を動かす力を持っています。
まとめ
2024年の流行語は、私たちが生きている社会を多角的に映し出すものでした。これらの言葉を通して、私たちは自分自身や社会について深く考えるきっかけを得ることができます。
お読みいただきありがとうございます。いつも楽しみながら書いています。ほかにもタイムリーな記事がありますので是非お読みください。
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